FC2ブログ

最高のヘルメットの選び方

これまでヘルメットはSHOEIとAraiを被り継いできた。

しかしどのヘルメットでも、被り始めてから1時間程度でこめかみ辺りが痛くなる症状に悩まされてきた。

もちろんインナーパッドの厚さを変えてみる等、我流で試行錯誤を重ねてみたが、結局最も効果のある対策は、ロングツーリング直前に髪を短くすることだった。

次こそはそんな悩みから解放されたいという思いから、フィッティングサービスなるものの効果にすがるべく、専門スタッフが常駐しているというバイク用品店を目指した。

専用の器具を使って頭部を細かく計測、解析データにもとづき内装をカスタムし、唯一無二のヘルメットを作り上げるのだ。

通販で買うより値は張るが、最高のフィット感には代えられない。

しかも目指す用品店は全品10%OFFセール中だ。

新しいおもちゃを買う子供のように胸を高鳴らせつつ店に入ると、直ぐにこれだというヘルメットが見つかった。

試着もしたが、これまでのヘルメットと比べてフィット感も良好ではないか。

値段もここから10%OFFであれば、通販と大差ない。

早速店員さんに購入の意思とフィッティングをお願いしたい旨を伝えると、カウンターに案内された。

測定器具はどこから持ってくるのだろうか、落ち着かない私に向かって、店員さんはもう一度ヘルメットを被れと言う。

「見たところピッタリそうですね。痛いところは無いですか?」

痛いところは無いが、これまでのヘルメットだって試着の際はどこも痛くなかったのだ。

何となく嫌な予感がした私は、思わず「こめかみ辺りが窮屈です」と嘘をついた。

私の訴えを聴き入れた店員さんが、慣れた手つきで内装のパッドを1枚めくり始めた。

ここまでくれば、解析データにもとづいた内装のカスタムは、私の勝手な妄想だったということぐらい、馬鹿でもわかる。

ひと仕事を終えた店員さんは満足そうにしている。

購入をキャンセルするには手遅れだ。

呆然としながらも財布を開こうとする私に向かって店員さんが笑顔で告げた。

目の前のヘルメットがセール除外品であるということを。
IMG_20200322_140543.jpg
少し前のこのブログで報告したのですが、セール除外品の罠には、ニット帽でもハマったばかりでした。

こもはや自分からネタを拾いに行こうとしているとしか思えませんが、私には被り物の買い物に限って冷静さを失うきらいがあるようです。

さて新しいヘルメットですが、満足なフィッティングサービスが受けられなかったにもかかわらず、これまでの悩みが嘘のように快適です。

色々と浅はかな私ではありますが、ようやく時代が私の頭の形に追いついてきてくれた事が嬉しくてなりませんにほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ






独りでバイクを走らせる理由

桜が咲いた週末、ハンカバを外して家を出た。

早朝こそ肌寒かったが、休憩のたびに真冬の装備がどんどん軽くなっていく。

目指したのは南房総だったが、陽気に誘われ、途中の公園で文庫本を手にバイクを降りた。
IMG_20200321_083000 (1)
麗らかな日差しの下、心行くまでページをめくり続けたら、またバイクが恋しくなってきた。

公園を出て、南房総に向かう道は通行止めだったが、こんな日は遠回りも大歓迎だ。

実は読書の後、再びバイクの上で風を浴びたら、目的地のこと等どうでもよくなってしまっていたのだ。

あとは風が気持ちよさそうな道ばかりを選んで走ろう。

そもそも目的地といったところで、それはツーリングに出るための口実でしかないのだから。
DSC05267 (1)
上の写真は2年前のGW、岩手で撮ったものです。

この時も南に向かう事だけを決めて、あとは気持ちのよさそうな道を選んで走っていました。

これから何回バイクに乗って春を迎えられるかは分かりませんが、いつまでも気ままに走ることが大好きなバイク乗りであり続けたいと思います。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

バイクの価値を判断すべきは誰なのか

新しくバイクを買うためには、背中に最後のひと押しが必要だ。

しかしこのひと押しを他人に委ねてはならない。

己の背中は己で押す。そして現金払い。

大人のライダーとしての責任と覚悟だ。

6年前、私がMT-09を買った際はこうだった。

「バイクが売れない時代にもかからず、他の国内メーカが持たない3気筒エンジンを開発したヤマハの心意気、これには金を払う価値がある」と、自分で勝手に作った理屈で自分の背中を押したのだ。
DSC05399 (2)
さて、次期愛車の最有力候補テネレ700が6月に発売されることなった。

懸念だった足つきも、ローダウン仕様が同時発売されるということではないか。

他メーカには無いミドルクラスの本格アドベンチャーの登場ということで、背中を押すための理屈も揃った。

ただテネレがもつ魅力的な特性をいくら鑑みても、同じエンジンを搭載するMT-07と比較すると、1,265千円という価格は高額すぎて、理屈が通らない。

高いか、安いか、それとも妥当なのか、多々意見はあるだろう。

しかし背中を押す場合と同じで、一歩を踏みとどまるのも、自分の勝手な理屈で決めさせてもらいたい。

因みに、テネレ700だが販売チャネルを絞るとかで、販売店を検索しても、MT-09を買った最寄りのディーラはヒットしない。

テレネ700の夢は遠のくばかりだ。
181029_09-680x406.jpg
さて、未知のウイルスが世界で蔓延する中、こんなことで意気消沈して免疫力を低下させてはなりません。

こういう時にこそ前に向かって進むのです。

ということで、テネレ700を買った気になって、せめてオフメットを手に入れよう等と、いじらしいことを考えつつ、ウイルスに立ち向かっていきたいと思いますにほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ






それでも大型バイクに乗る理由

中免(普通自動二輪免許)を取得したのは今から10年前。

程なくしてW400を愛車として迎え入れた。

その外観の美しさが購入の決め手となった訳だが、車種を決める前から購入するバイクは400㏄と決めていた。
IMG_2300.jpg
当時の私は、苦労して手に入れた免許なのだから、その免許で許される最大排気量のバイクに乗るのが当たり前と思っていた。

つまり排気量は大きければ大きいほど「偉い」と考えていたのだ。

その考えは正しかったのか?

バイクの免許をとる前の私は、年配のライダー達が大きなバイクを乗り回すのを見て、「あの齢で凄いな」と感心し、「いつかは自分も」と憧れたものだった。

しかし自分もバイクに乗るようになると、大きなバイクを操る年配のライダーは特段珍しい存在ではなく、むしろ年配のライダーほど大きなバイクを選ぶ傾向があることに気付いた。

なぜ年配のライダーは大きなバイクに乗りたがるのか?

「若い頃に比べ収入が増え、高額な大型バイクも躊躇なく買うことが出来るようになるから。」

もっともらしい理由を考えてみたが、これは違った。

それが証拠に、多少収入が低かったとしても、求めるバイクが高ければ高いほど、ディーラの営業マン達は喜んで低金利ローンを勧めてくるではないか。

真の理由は簡単、年老いた身体に小排気量のバイクは疲れるからだ。

つまり、若い頃には出来た小排気量のバイクでのロングツーリングも、齢を重ねた今となっては、体力がそれを許さないのだ。

年配のライダー達はこぞって言うだろう。

「小さなバイクでのんびりと長旅をしたくとも、その時間がないのだ」と。

騙されてはいけない。

彼らは小さなバイクで旅を続ける体力が無いという事実を隠そうとしているだけなのだ。

しかし大きなバイクは取り回しに苦労するのでは?

その通り。

だからこそ大型バイクを駆る年配ライダーは、ただひたすら高速道路の上を走り続け、面倒な取り回しが必要な場所は最初から走ろうとしないのだ。

つまり大きなバイクに乗るということ、それは即ちライダーとして「甘え」でしかない。

真に称えられるべきは、齢を重ねてもなお小排気量のバイクで旅を続けることが出来るライダーなのだ。
IMG_20181006_162306 (1)
さて私もW400を降りてからは、850㏄という甘えたバイクに乗り続けています。

このまま甘えの権化にならぬよう、次の愛車はダウンサイジングを考えています。

ちょうどセローの最終モデルが発売されているではありませんか。

しかし、熟考に熟考を重ねた結果、結局はまた大型バイクを選ぶことでしょう。

なぜなら、より大きな車体、より凄まじいパワーを御する技術を追求した先にこそ、ライダーとしての高みが存在するからです。

にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へご理解いただけましたでしょうか。年配のライダーはこのようにして他人を欺き、自分をも偽りながら、バイクに乗り続けていくものなのです。








霞ケ浦の空を舞うプロペラ機

バイクを走らせていると、自分が飛行機乗りになったかのような感覚をおぼえることがある。

膝に抱えたエンジンが発する振動や音がそう感じさせるのかもしれない。

コーナーの先を見つめながらスロットルを開ける時、プロペラが唸りを上げ、翼が雲を切り裂き大空を駆け上がっていくのだ。
DSC06331.jpg
霞ケ浦のほとり、阿見にある予科練平和記念館を訪れた。

これまで「予科練」という言葉は知っていたが、それがどこにあり、どのような歴史をたどったのかについて、恥ずかしながら殆ど知識がなかった。

かつてこの場所には、海軍の航空隊があった。

そこにおかれた予科練習部では、14歳から17歳までの未来の戦闘機乗り達が、日夜厳しい訓練に明け暮れていたのだ。

少年達は予科練の門をくぐることが、自分の命を国のために差し出すことだと理解していた。

それにもかかわらず、当時の少年達にとって、予科練生の証である七つボタンの制服に袖を通すことが、大きな憧れだったのだ。

記念館でみた七つボタンの制服は、信じられないぐらいに小さな肩幅だった。

彼らはその小さな身体が空の上でバラバラになる恐怖を押し殺し、遠く親元を離れたこの場所でどのような未来を思い描いていたのだろうか。

彼らの多くは淡い恋を経験することすら許されなかった。

かつて予科練から戦地に送り出された少年は2万4千人を数え、その8割の約1万9千人が終戦迎える前に短い一生を終えた。
IMG_20200223_123112 (1)
デマを流す輩がいる。それに便乗する奴等がいる。

例えそのような意図は無くとも、空っぽの棚の写真をSNSにアップすれば、そんな奴等の思うつぼだ。

メディアは首相の会見を批判するくせに、スーパーの前で行列に並ぶ人達を今日も画面にうつしだし、肝心のトイレ紙メーカには取材班を送らない。

私達にはかつて少年達が命を捧げて守ったこの国を、守り抜かなければならない責務がある。

今こそ冷静に判断して、冷静に行動しようにほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ




このブログを書いている人

コベ

Author:コベ
MT-09というバイクで、寒さ暑さに負けずに走り回っています

たまにつぶやきます

カテゴリ別

カウンター