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鈴鹿8耐のある週末の過ごしかた

子供の頃、夏休みのテレビは1日1時間迄というご無体なレギュレーションに苦しめられたものだった。

今の子供達はスマホやテレビゲームなど選択肢が広がった分、苦労も多いことだろう。
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昨夜は鈴鹿8耐前夜として、BS日テレで伊豆を巡るツーリング番組が放送されていた。(今夜の楽しみに録画済み)。

前述の番組をリアルタイムで楽しめなかった理由は、親から「テレビ消しなさい!」と叱られたからではない。

同じ時間帯にNHKで襟裳周辺の魅力を掘り起こす番組が放送されていて、昨夏のテント雨漏り事件の記憶と重ね合わせながら、画面に食らいついていたのだ。

さらに続いて、その夜のブラタモリが摩周湖、硫黄山、阿寒湖、オンネトーとくれば、これは土曜の夜を無気力にテレビの前で過ごせとの天からの啓示だと解釈するしかなかった。

そして今日、昼間から鈴鹿8耐が生中継されている。

画面の前で何時間座り続けようが、大人になった私を咎める者などいない。

しかし私が本当にやりたいことは、色とりどりのバイクが抜きつ抜かれつする姿を眺めることではない。

自らのバイクで知らない道を走ること、それこそ今の私に必要なことだ。

たとえそれが暗く冴えない雨の道であっても。
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全ての8耐のライダーが無事にレースを終えることを願いつつ、暑さに負けた無気力ライダーとして再び画面の中の鈴鹿に戻ります。
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臨時ボーナスで再構築するバイクとの関係性

一般的に逃避という言葉は、ネガティブに受け取られがちだ。

しかし逃避こそが、人類が種を綿々と受け継いできた中で手にした最も崇高な能力なのだ。
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北海道の上陸予定日まで、あと1カ月をきったが、フェリーのチケットはキャンセル待ちのまま。

このような時、己の力では如何ともしがたい事をおもんばかりつつ時間を費やすことは、建設的とは言えない。

心躍らせながら周到な準備を進めた挙句、チケットが確保できませんでしたでは、残暑を乗り切る体力さえ奪い去られてしまうだろう。

だからこの時期、私は北海道の存在を一旦頭の中から消し去る。そして逃避の準備を進めるのだ。

北海道に渡り涼夏のキャンプ旅を楽しむには、どうしても10万円程度の軍資金は必要になる。

しかし北海道の存在を一旦消すことで、この軍資金が宙に浮き、その結果私に臨時ボーナスが舞い込んでくるのだ。
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ここ数年の私は、バイクを単にキャンプ道具を運ぶための二輪車にしてしまった。
 
バイクを本来の姿、即ち心の中のロマンを揺さぶる乗り物に戻すためには、まず乗り手が変わらなければならない。

私は免許取得後すぐにバイク用の革パンを購入し、現在も履き続けている。

当時はバイク用の革パンといえばブーツカット一択だったが、昨今のトレンドからみれば、そのシルエットに野暮ったさが漂う事は否めない。
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もし時代遅れのシルエットを一掃し、乗り手が生まれ変わることが出来れば、私とバイクとの間において、もう一度ピュアな関係性を取り戻すことが出来るはずだ。

今夏、冷房の効いた清潔な部屋に泊まりつつ、流行のシルエットを身にまとったライダーが長野あたりの山岳ツーリングを楽しんだとしても、先の臨時ボーナスがあれば十分だ。
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「臨時ボーナスではなく、仮想ボーナスだろ!」とツッコミたくなるとは思いますが、いずれにしろ私の金ですので、その指摘はお節介というものです。

そして頭の中では逃避行が続くのですが、結局はフェリーの結論が出ない限り身の振りようがなく、悶々とした夏が続くのです。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

これからのバイクライフに対する願い

計画的な都市開発が行われなかったため、周辺の道路は狭くいつも渋滞しているような、住みにくい街に私は暮らしている。

そんな街の中にあって貴重な緑を提供してくれている公園がある。
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そしてその公園には、一本の用水路が流れている。

皆が高い税金を払っているのだが、残念ながらこの用水路の整備までは手が回らなかったようで、無機質な用水路が景観を台無しにしている。

幼少期の記憶から、そういう用水路をみると思わず鼻をつまんでしまうのだが、さすがに21世紀にあって、異臭を放つドブ川は死滅したようだ。

今朝その用水路で青く光る鳥をみた。

その青い鳥は、しばし用水路沿いの杭の上に佇んでいたが、物音に驚いたか、羽を広げるや水面に沿うように飛び去っていってしまった。

それは私の住む街で初めてみたカワセミだった。
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我々が築き上げてきたニッポンは、街中でもカワセミがみられる美しい国になった。

一方、経済の分野においては、バブル以降の日本をネガティブに評価するメディアも多いが、半世紀をこの国で生きてきた身として、その考え方を否定したい。

この国は、多少のつまづきはあったものの、バブル崩壊後も確実に良くなり続けてきたし、結果私たちの暮らしも諸外国に対して自慢できるものになった。

しかし若い世代に今のニッポンはどう映っているのだろうか。

若者達には、私が先に呟いたような『この国は確実に良くなり続けてきた』等という諸先輩の言葉には惑わされず、ぜひ自分達にとっての幸せを第一に考えて、この国を支えていってもらいたい。

若い世代が元気なニッポンの中で、世代を越えてバイクやツーリング、キャンプについて熱く語り合える、そんな平和な日々が続いてくれることが、今の私の願いだ。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

雄弁なバイクと無口なバイク

車検の代車はホンダの大ヒットスクータ、PCX125だった。

公道でスクータを走らせるのは30年ぶり。

ニーグリップ不要のポジションゆえ、最初は腰をどこに下ろせばいいのかと戸惑ったが、すぐに「細かいことは考えずに自由に乗ればいいのだよ」というメッセージをPCXから受け取った。

ニーグリップやギアチェンジからの解放感が、異質の楽しさをもたらせてくれる乗り物だということを理解することができたのだ。

つい先日CRF250Lへの愛を語り、今度はPCⅩ125。

「これは年齢にあわせたダウンサイジングか?」
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確かにそういうお年頃に差し掛かりつつあることは否めないが、何よりこの2台は「排気量やジャンルに関係なく、バイクは楽しい」という当たり前のことを私に教えてくれた。

もう一つ、PCⅩのウインカースイッチについても語りたい。

このスイッチの感触は秀逸だった。

ウインカースイッチを左右に弾く、押す、その瞬間に毎回PCXが「今、スイッチを操作しましたね」と私の左親指に語りかけてくるのだ。

このPCXからのメッセージが嬉しくて、曲がる必要のない交差点を曲がってしまったぐらいだ。
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代車を返し、MT-09に跨った。

PCXのようなお手軽感は全く無く、まるで暴れ馬の上にいるようだが、その鼻息の粗さこそ、このバイクの大きな魅力の一つだ。

しかしウインカースイッチを操作したところで、MT-09は何も応えてくれない。

そして私の左親指は行き場を失う。

チープなウインカースイッチは、ライダーに徒労感をもたらすことをメーカは学んだ方がいい。

おそらくメーカの言い分はこうだ。

そもそもMT-09は、ウインカーが必要となるようなチマチマとしたフィールドを走るバイクではないのだよ。

無口で無骨な我が愛車との6年目の付き合いがスタートした。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ
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このブログを書いている人

コベ

Author:コベ
MT-09というバイクで、寒さ暑さに負けずに走り回っています

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