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俺のサロベツ原野、あなたのサロベツ原野

関東から北海道に行くとなると、往復のフェリー代だけでもかなり高額になる。

もちろん北海道を走るということには、そんなことを遥かに凌駕する魅力がある。

しかしやはり高額な費用を投じたからには、少しでも良い思いをしたいというのが世の常、人の常。

そのためには何をすべきか。

それは旅の思い出を友人達に話して悦に入ること。

しかしこの行為は、一つ間違えると単なる自慢話になってしまい、友人達から疎ましがられてしまうというリスクがある。

実際に私がしたいことは自慢話なのだが、自慢話を自慢話とは思わせないように語るというのが大人のたしなみというものだ。

そこで私は北海道で見たり体験したりしたことを、意識的にテンションを下げながら淡々と説明するようにしている。
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先日、友人に北海道ツーリングの報告をしたのだが、その友人の食いつきがどうにも弱い。

そこで私はテンションを下げるスタイルを放棄し、北海道の写真をみせながら語気を強めて説明を始めた。

「サロベツ原野だぜ、サロベツ げ・ん・や。見渡す限りただ原野が広がるんだ。こんな場所は日本中探しても他にないよ。もう最高だよ。」

そこでようやく友人が重たい口を開いた。

「本当の原野にはアスファルトの道は無いと思う。」

俺のサロベツ原野を返せ。
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前回の記事のお詫びと価値観の逆転

無知は恥ずかしいことではない。

しかし無知である己を忘れ、真実を知る努力を怠ることは、とても恥ずべきことだ。

前回の記事で私は、最近の門のない住宅について、十分に調べもせずに批判的なことを書いた。

実は記事を読んだかたに教えていただいたのだが、そういった住宅は「オープン外構」と呼ばれ、私が書いたようなデメリットもあるのだが、一方で泥棒が身を隠せる場所がなくなるといった防犯上のメリットや、その他にも地域の景観の向上に積極的に貢献できる等、様々なメリットがあり、最近の住宅のスタイルの一つになっているそうだ。

「門がない」⇒「泥棒が身を隠せる場所が無くなる」⇒「防犯力アップ」
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私のことをオープン外構の利点も知らず短絡的な記事を書いた大馬鹿モノと、ぜひ笑っていただきたい。そしてもし記事を読んで不快な気持ちになった方がいらっしゃったなら深くお詫びいたします。

(本気で反省しています)
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さて、わがMT-09が鎮座する駐輪場だが、奥まった場所にあるため、公道からはそこにバイクがあることを知ることはできない。

そのような立地ゆえ、これまで防犯上非常に好ましい駐輪場だと安心しきっていた。しかし「オープン外構」の考え方に則れば、泥棒が仕事をしやすい駐輪場ということになる。

俄然不安になってきた。夜も眠れない。

そんな不安を打ち消す完璧なオープン外構の駐輪場を求めるなら、答えはたった一つ。

引っ越し?

ちがう

キャンプツーリングだ!
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飛び出し事故の危険に関する検証

先週末のツーリングからの帰り、自宅近くの静かな住宅街でのこと。

突然、道路沿いの一戸建てから、小さな女の子が飛び出してきた。

とっさのフルブレーキ、女の子の驚いた表情。
女の子と目があったのをしっかり覚えている。

幸いスピードがそれほど出ていなかったこともあり、事故にならずに済んだ。

「前輪ABSが問題なく作動することを初めて確認できた」と喜んでいる場合ではない。再発を防ぐため原因の検証が必要だ。

当然ながら最大の原因は、勝手知ったる道だと漫然と走っていた私にある。猛省が必要だ。

しかしなぜ女の子は道に飛び出してきたのか。翌日徒歩で再びその現場を訪れてみると、すぐにその理由がわかった。

女の子が飛び出してきた家は、玄関を出ると2段の階段をおりて、すぐに道路に出ることになる。

問題はここからで、女の子が玄関を飛び出し、階段を降りて加速、本来はその勢いはその家の門が止める役割を果たすのだが、そこにはそもそも門がないのだ。

しかしこの家が特別という訳ではなかった。周辺を見回すと、最近建てられたらしい家の多くに門が存在していない。

一戸建ての家を持つ事など考えたこともない私は、これまで全く気付かなかったが、どうやら最近は門無しの家が多くなっているらしい。

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自分のことを棚に上げることは承知の上で言わせていただくと、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭で、こういうタイプの家を購入される場合は、何らかの対策を検討された方がよいと思います(出来れば他の資金を削ってでも、門は必要だと思います)。

更に言わせていただくと、コストを抑えるためなのか理由は不明だが、こういった住宅の提供を良しとする業者(業界)側の姿勢に大きな問題がある(※)と思うのだが、自分のことを棚に上げっぱなしなので、この辺で終わりにします。

(※)この記事を読んだ方から教えていただいたのですが、こういった住宅のことを「オープン外構」というのだそうです。オープン外構には私が書いたように、子供の飛び出し等でデメリットもあるのですが、一方で建築費の削減だけではなく、泥棒が身を隠せる場所がなくなるといった防犯上のメリットや、その他にも地域の景観の向上に積極的に貢献できる等、様々なメリットがあり、最近の住宅のスタイルの一つになっているという事です。

単純な私は一つのデメリットだけを取り上げ、偉そうなことを書いてしまい、大変恥ずかしい限りです。今後何らかの意見を発信する場合は、十分物事の真相を確認したうえで記事にしたいと思います。

今回の記事は私自身への戒めのため、あえて削除せずに残しますが、もしご不満などありましたら遠慮なくコメントをいただければと思います。またもし今回の記事で気分を害されたかたがいらっしゃいましたら深くお詫び申し上げます。
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房総ツーリングのありがたい雨

資源の少ない我が国だが、水にだけは恵まれている。

日本の自然は、雨のおかげで育まれてきたのだ。
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だから天気予報が大外れして、雨のなか房総を走り続けることになっても、私は怒らない。

怒らないかわりに、私は雨の中考え続けた。

「この雨を表現するのにピッタリの言葉があったよな」

「しとしと」 

違う

「なんだったかな」

雨は強くはない。
南に向かって走り続ければ、そのうちに雨もやむだろう。
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しかし南房総まで走っても雨はやまない。

コーヒーでも飲みながら、この雨を表現する言葉を思い出そう。
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コーヒーを飲み終えても雨はやまない。
言葉も思い出せない。
北の空も真っ白だ。
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天気予報には完全に裏切られた。
しかし私は怒らない。

なぜなら、これは自然にとって恵みの雨。
ありがたく雨に打たれながら帰ろうではないか。

そして、雨の中の帰還。

かと思いきや、地元は晴れとるやないか。
どないなっとんねん。責任者出てこい!
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さて帰宅後、道の駅で買った弁当をみて、やっとあの言葉を思い出した。
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そぼろ降る雨」

違う!

「そぼ降る雨」だ

ああ、日本語は美しい。
そして雨降る日本のなんと美しいことか。
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大きく広い北海道の空

「また信号かよ、全然進まないじゃないか。」

私は帯広市街の混雑に悪態をつきながらバイクを走らせていた。

その日、私は安くて美味しいと評判の海鮮丼にありつくべく、早朝から帯広の卸売市場へと向かっていたのだ。

「朝からなんと贅沢なことか。」

しかし海鮮丼のことで一杯になってい私の心は、市場の守衛さんの一言で簡単に崩れさったのだ。

「今日はお盆ですから卸売市場はお休みですよ。」

そんなわけで、全くの筋違いではあるのだが、私の怒りは帯広という街に向けらることになった。

「こんな混雑した街を走るために北海道にやってきたのではないのに。」

ストレスが頂点に達しようとした頃、十勝川沿いに広がる田園風景がみえてきた。

すかさず国道から外れた場所でバイクを停める。

バイクを撮ろうとしていたファインダー越しに、鳥がフレームに飛びこんできた。
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鳥はフレームから外れると、そのまま十勝川の方への飛び去って行ったのだが、鳥に詳しくない私でもその正体は、はっきりわかった。

タンチョウだ。その大空を舞う姿のなんと優雅なことか。
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一羽のタンチョウに遭遇した効果は絶大で、気分はすっかり好転した。

お盆の最中に卸売市場に向かうという失態も、今となっては結果オーライ、本日のMVP俺、そして帯広ブラボーという訳だ。
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さて北海道では、このほかにも珍しい鳥に出会った。

上士幌のキャンプ場で撤収をしていると、頭の上で「シュボッ、シュボッ」と声がするではないか。

すぐさま空を見上げると、まさしくシュボシュボ鳥がゆっくりと空を進んでいた。

シュボシュボ鳥をご存じない?

私も本物を見るのは初めての貴重な鳥がこれです。
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北海道で色々な鳥に出会える理由、それは空を見上げている時間が長いからだと思うのです。
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僕の北海道

私なりの北海道ツーリングの楽しみ方がある

行く先々の道の駅で、絵葉書を1日1枚購入する

行く先々の郵便局で、切手を1日1枚購入する

毎晩テントの中で、その日感じたことを、その絵葉書にしたためる

そして翌朝、バイクを走らせながら最初にみつけたポストにそれを投函する
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ポストのある場所で感じる生活の匂いが好きだ

1枚の切手を買うだけの私にも、優しく接してくれる郵便局員さんが好きだ

ここでは絵葉書は売っていないからと、ご自分の絵葉書を差し出してくださる店員さんが好きだ

北海道が大好きだ
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エロい北海道キャンプツーリング

齢をとったとはいえ、私も男である

エロい気持ちはある

しかしこれまで北海道では、まるで求道者のようにバイクで走り、テントで寝ることだけを考えて旅をしてきた

そもそも大自然の中では、エロい気持ちをかきたてる対象物など存在しない

しかし私は今回の北海道のキャンプ場で、ある若い女性と出会ってしまった

その女性は、自転車で北海道を旅するソロキャンパー
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彼女とは私の怪しげな英語を駆使して交流が進んだ

そう彼女は異国からやってきた女性

なんと40日間のキャンプ旅で、北海道を周った後は、青森にわたり東北を旅するというのだ

彼女がイタリア人であることを知り、何とか彼女の母国語で決め台詞をと思い、私がやっとの思いで絞り出した言葉が「ボーノ(おいしい)」

二人で笑いあったのはいい思い出だ

もちろん神に誓っていうが、彼女に近づいたのは下心があったわけではなく、異国の土地で、しかも自転車でソロキャンプ旅をしている彼女をみて、尊敬の念を抱かずにはいられなかったから

しかし神に誓ってしまったので正直に言うと、彼女と親しくなるにつれて、さよならの際「ハグ」があるかもしれないと、妙な期待をしてしまったのはここだけの話

そして別れの朝、彼女より一足先に撤収を済ませた私は、さよならを言いに彼女のもとに

すると目に涙を浮かべた彼女が両腕を広げて私に近づいてくるではないか

というのは私の勝手な妄想で、実際は固い握手で別れの儀式となった

お互いの旅の安全を祈ったあと、お別れの言葉はここ一番の決め台詞「ボーノ」、最後に彼女のとびきりの笑顔が見られたのは幸いだった


バイクにまたがった私に向かって手を振る彼女

そしてエンスト

信じられないほど出来過ぎのエンディングに、目に涙を浮かべていたのは私の方だった
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私には彼女のような旅はもうできないが、彼女のチャレンジ精神を見習って生きていきたい

そして彼女の人生に幸あれ
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宗谷岬 vs 襟裳岬(北海道キャンプツーリング2018)

そこに別段何があるわけではなのだが、日本の最北端に辿り着いたせいか、宗谷岬が目に飛び込んできた途端、予想以上の感慨が押し寄せてきた

しかし、しばらくして観光バスの一団がやってくると辺りは俄然慌ただしくなり、感慨に浸る雰囲気もどこかに消えてしまった
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それにしてもご一党さん方は最北端の碑にばかり注目するが、この偉人の銅像にはガン無視

我々が今こうして北海道を旅できているのも、このかたのおかげというのは言い過ぎか
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さて宗谷岬で短い感慨にふけったその3日後には、襟裳岬に立ち太平洋を見た

残念ながら宗谷岬のように「最北端の地」というような代名詞がない分、襟裳岬はガイドブック等でも扱いが雑なような気がする

しかしこちらは宗谷岬とは異なり、随分と景色がダイナミックである
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だが襟裳岬の魅力はこれだけではない

その魅力とはこれだ
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よくみえませんか?

では、これならどうだ
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四角で囲った所に、ある生物が沢山います

UMA?

矢印で指した影がその実態をとらえています

はたしてその正体はゴマアザラシ

私はこのゴマアザラシ達に魅せられた結果、気づくと2時間近くも襟裳岬に居座っていた

しかし皆さん、くどいようですが忘れてはいけません

我々が楽しく北海道を旅できるのは、ゴマアザラシ達のおかげではなく、先の銅像の御仁、間宮林蔵さんのおかげかもしれないということを

そして宗谷岬をディスり気味で終わるわけにはいかないので、最後にもう一つ

宗谷岬のほど近く、宗谷丘陵は最高の道

最北端を目指した価値はアリでした
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このブログを書いている人

コベ

Author:コベ
MT-09というバイクで、寒さ暑さに負けずに走り回っています

たまにつぶやきます

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