FC2ブログ

メカ音痴がバイクに乗るということ

バイクが動かなくなって、レッカーで運ばれたことが2度ある。

最初の時はダブヨンで、ジェネレータが死んだ。

次がMT-09で、プラグとバッテリーが同時に逝ってしまった。

メカ音痴の私がやったことと言えば押しがけぐらいで、それも徒労に終わったのだが。

ただ両方ともロングツーリングの最中ではなかったことが、せめてもの救いだった。
IMG_20181224_150612 (1) 

GWの東北、MT-09は快調だった。

先月レンタルしたCRF250Lには負けるが、その軽快さはなかなかのもので、何よりトルクフルなエンジンは、東北の変化に富む土地を駆け巡るのには、うってつけのバイクだと感じた。
DSC06063.jpg 

キャンプ場に戻るべく、最終の休憩場所でMT-09に跨った時に事件は起きた。

セルを押しても、バイクがウンともスンとも言わない。

バッテリーはまだ新しい。だからセルが全く回らないということは、疑うべきはバッテリーではない。この時点では楽観的だった。

キルスイッチか?

いや、キルとセルのスイッチが一体化しているMT-09の場合、オチがキルスイッチということは構造上あり得ない。

さすがにイグニッションはONだし、メーターディスプレイも点灯している。

ならばギアを入れたままエンジンを止めたか?

しっかりとニュートラルに入っている。

念のため、1速、2速と入れてから、再びニュートラルに戻してセル。

変化なし。

福島からバイクを捨て単身帰るにしても、設営したままのテントやら何やらどうするのだ。

ヘルメットの中で「マジか」と毒づく一方、3度目のレッカーを冷静に覚悟している自分がいる。

「結構、肝っ玉座っているな俺」と変な関心をした時、セルを押すと同時に何事もなかったかのようにエンジンがかかった。

走り出しても、異音、異臭、違和感、何もない。

エンジンがかからなかったのは、きっと気のせいだったのだ。

メカに詳しくないと、こういう時はむしろ強みになる。

考えたり、悩んでも仕方がないのだ。

あとは先程起こったことなどすっかり忘れて、キャンプ場での最後の夜を楽しく過ごした。
IMG_20190502_183408 (1) 

翌朝撤収を終え、セルを押したところでまた反応がない。

ようやく夢から覚めたように、昨日起こったことを思い出した。

残念ながら、あの事態は現実だったようだ。

しかし昨日はガチャガチャやれば動いたのだ。今日もガチャガチャやってみよう。

メカに詳しくないということは、こういう時本当にありがたい。

果たしてガチャガチャで、やはりバイクは何事もなかったかのように動き出した。

その後も道中で同じことを2度繰り返したが、それ以降は何度やっても一発でエンジンがかかるようになった。

やはり気のせいだったと思いたいが、さすがに私もそこまでお気楽ではない。

しかしバイク屋に持っていくのも面倒くさいし、たとえ診てもらったとしても、再現しない状態では、しばらく様子を見てくださいと言われるのがオチのような気がする。

やはりここは東北の楽しかった思い出を胸に刻みつつ、余計なことは忘れることにしよう。

最悪止まったバイクが動かなくなるという事であれば、死ぬことも怪我することも無いのだから。
DSC06070.jpg 
にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

春合宿の東北を走り尽くせ

GWは福島でテントを張った。

先日CRF250Lに魅せられたからだろうか、MT-09の魅力を再確認したくなって、少々意地にでもなったかのように、福島、山形、宮城を走り続けてみた。

そんな春合宿の様相を呈したツーリングだったが、宮城県の山間にある一軒の商店の前を通り抜けたとき、突然シールドの隙間から、なんともいえない甘い匂いが入り込んできた。

匂いの正体を突き止めたくなった私は、迷うことなくUターンを決めた。

その商店の外観は、田舎でよくみかける個人経営の食料品店のそれだ。匂いにつられることがなければ、よっぽどの緊急事態でもない限り、決して足を止めることは無かっただろう。
IMG_20190502_145713.jpg 

外観から予想した通り店内は乾物系の食糧品等が並んでいるのだが、中央におかれたショーケースの中に匂いの正体をみつけた。

店の奥から出てきた若女将(これは予想外)から、「今日は風が強いからバイクは大変だったでしょう」などと言われてしまえば、どんな味か知りもしないのに、ついつい多めに選んでしまうのは自明の理だ。

手渡されたこの紙袋を見て「残念」と思う人は、修行が足りない。昭和の香り漂うこの紙袋だからこそ、中身がまだ温かいことを客に伝えることができるのだ。
IMG_20190503_131057.jpg 

もうここまでくれば食べなくともわかる。大勝利に間違いない。

キャンプ場まで我慢できず、コンビニコーヒーと一緒に食べたアップルパイ。一口頬張った瞬間、オシャレなオープンカフェにいるかのような錯覚に陥った。
IMG_20190502_153912.jpg 

本命と目された「あげまんじゅう」は言わずもがな。あの時Uターンを決めた私は正しかった。いや私の鼻が正しかったというべきか。
IMG_20190503_131135.jpg 

いずれにしろ、この「あげまんじゅう」一つで殴り込みをかければ、全国のドーナツチェーンを駆逐するなど造作もないことだろう。

最後に「春合宿」の結果についても語らねばなるまい。

もし今回のツーリングで春合宿の要素があったとしたならば、「美しい景色に出会うたびにUターンの技術を磨くことが出来た」ということぐらいだろうか。
DSC06057 (1) 

DSC06074.jpg 

もちろん私の言うUターンとは、両足バタバタのアレのことだ。
無事これ名馬なり。
IMG_20190502_172210.jpg 

にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

続きを読む

続きを読む

続きを読む

このブログを書いている人

コベ

Author:コベ
MT-09というバイクで、寒さ暑さに負けずに走り回っています

たまにつぶやきます

カテゴリ別

カウンター