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宣言開け前夜 ライダーの誓い

バイクのオドメータが一向に増えない代わりに、走行距離が飛躍的に伸びた。

ジョギングの話だ。
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非常事態宣言下、外出の回数は極端に減り、髪や髭が伸び、ストレスが増え、やがてジョギングが日課になった。

バス停を探しながら歩く太川陽介さんにも抜かれるようなスピードゆえ、調子が乗った日はどこまでも走り続けることが出来る。

おかげで10年近く住み続ける街にも、まだまだ知らない景色が沢山あることに気付いた。

手焼きせんべいのお店。

民家を改装した喫茶店。

いつも椅子にもたれて眠そうにしている古びたカーディーラの店主。

養鶏場とその匂い。

野草の列に誘われて進んだ先でみつけた馬霊を祀った塚。

火葬場の近くの真っ暗な坂道。

その坂道をのぼり切った後にあらわれる一本道と清々しい風。

そしてこの街には無数の行き止まりがあり、この季節には色とりどりのアゲハ蝶が舞うことを知った。
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緊急事態宣言が明ければ、オドメータは以前と同じように数字を刻み始めるはずです。

しかし行き止まりに出くわし後戻りする回数は、これまでよりずっと増えることになるでしょう。

この2カ月弱は、私に何かをもたらしたでしょうか。

今言えることは、たとえ第二波、第三波がやって来たとしても、怖気づくことなく人生を走り続けるということですにほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

遠くツーリングを夢見て勝利あるのみ

普段から不要不急の遠出は殆どしない私だから、ツーリングもキャンプもNGとなれば、いよいよ引きこもりの生活が続く。

しかし若い頃はいつも街に繰り出して遊んでいたものだ。

そんな私がこれまで街中で偶然見かけた著名人を列挙してみよう(ロケなど、ご本人が仕事中の場合は除く)。

※敬称略・順不同

①大仁田厚

②BEGINのボーカルの人

③ゴスペラーズの人

④ばんばひろふみ

⑤美川憲一

⑥山口智充

⑦里見まさと(ザ・ぼんち)

⑧桂文福

⑨国村隼

⑩谷隼人・松岡きっこ夫妻

⑪南果歩

⑫伊達公子

長年生きてきて、僅かこれだけだ。
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観光地の駐車場に集まるバイクのニュース映像はショッキングだった。

そんな私だって、近場の公園にしか立ち寄らないからと、先週末はこそこそと朝からバイクを引っ張り出した。

日本国内で新型コロナウイルスの犠牲者は300人を越えた。

その中には滅多に会えない著名人が含まれている。

言うまでもなく志村けんさんと岡江久美子さんだ。

皮肉な話だが普段は遠い存在のお二人の死が、誰もがこの病気と隣り合わせであることを教えてくれた。

すっかり恐怖をおぼえてしまった今週末は、バイクで出かけようとは思わなかった。

東京オリンピックの開催について気をもんでいた頃が懐かしい。

先が見えない戦いは続く。
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さて私が出会った著名人ですが、なかでも周辺に負のオーラをまき散らしていた某氏の印象は最悪でした。

某氏とは数年後に全く違う場所で再び出くわすことになるのですが、その時も強烈な負のオーラは健在で、結果私がプロレスラーに抱いていた尊敬の念までも、どこかへ消え去ってしまいました。

一方、場所が街中ではなかったので、上の記載からは漏れてしまいましたが、お会いして最も心が躍ったのは、バイクジャーナリストの小林ゆきさんです。

それは北海道の霧多布キャンプ場でした。

私はテントの中で昼寝をしていたのですが、普段YouTube等で耳にしていたご本人の声がテントの外から聞こえた時は、本当に夢かと思いました。
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戦いは続きます。

しかし今年か来年、あるいは再来年か、いつかきっと戦いに勝利し、また愛車で北海道に渡ります。

そしてテントの前で独り勝利の美酒に酔うと心に決めているのです。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ
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私のツーリングライフ

ツーリングでコンビニは利用しない。

非日常を楽しむ為のツーリングに、普段の生活の中にあるコンビニの空気を持ち込みたくないからだ。

ツーリングでは観光スポットには行かない。

バイクでしかできない旅をしたいからだ。

食事も同様。行列や混雑する駐車場をみると、途端にそのお店に対する興味を失う。

ひと気のなさそうなお店であっても、暖簾が出ているなら勇気を出して飛び込んでみよう。

お昼時にパラパラと集まってくる常連さん達に交って、少々居心地の悪い思いをしながら食べる定食は、どこか新鮮な味に感じるはずだ。

珍奇なバイクウェアを横において、黙々と食事をする私のことが居たたまれなくなるのか、お店の人や常連さんが声をかけてくれることがある。

そんな時に交した会話が、何年たっても忘れない思い出になったりする。

いつもソロで走る私だが、独りだけのツーリングは、きっとつまらないものになるに違いない。
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さて、冒頭で『コンビニは利用しない』と書きました。

断っておきますが、北海道のセコマ(セイコーマート)は別です。

あれはコンビニではありません。砂漠の中に忽然と現れるオアシスです。

そんなセコマで手に入れたジンギスカン、プチトマトやフレッシュサラダを食べるだけでも、北海道でキャンプをする価値はあるのですから。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ
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独りでバイクを走らせる理由

桜が咲いた週末、ハンカバを外して家を出た。

早朝こそ肌寒かったが、休憩のたびに真冬の装備がどんどん軽くなっていく。

目指したのは南房総だったが、陽気に誘われ、途中の公園で文庫本を手にバイクを降りた。
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麗らかな日差しの下、心行くまでページをめくり続けたら、またバイクが恋しくなってきた。

公園を出て、南房総に向かう道は通行止めだったが、こんな日は遠回りも大歓迎だ。

実は読書の後、再びバイクの上で風を浴びたら、目的地のこと等どうでもよくなってしまっていたのだ。

あとは風が気持ちよさそうな道ばかりを選んで走ろう。

そもそも目的地といったところで、それはツーリングに出るための口実でしかないのだから。
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上の写真は2年前のGW、岩手で撮ったものです。

この時も南に向かう事だけを決めて、あとは気持ちのよさそうな道を選んで走っていました。

これから何回バイクに乗って春を迎えられるかは分かりませんが、いつまでも気ままに走ることが大好きなバイク乗りであり続けたいと思います。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

最後にワンチャンの愚かなライダー

自称イタリヤ人で、関西出身の兄さんが私に語った一言が妙に心に残っている。

「SNSの中では、誰もが見せたい自分だけを見せていて、不都合な事実は決して見せようとはしない。」
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先週の大洗ツーリングでは、前回記事にした通り様々なことが起こった訳だが、もう一つ書いていない話がある。

なぜなら、まさにそれが私にとって不都合な事実だったからだ。

朝から一緒に走ったS君と別れを告げた後の、慣れない夜の高速道路の上でそれは起こった。

突然私の右足をかすめるように幅寄せしてきたバンのテールライトが、暗闇の中で私に迫る。

ガツンと握ったブレーキが、なんとか衝突を回避できる効きになってくれたのだが、今度は後ろから車が迫ってくるのではないかと、とても怖かった。

幸い後続車は車間距離を確保してくれており、事なきを得た。

衝突の恐怖から解放された後、私に去来したのは安堵ではなく怒りだった。

私の中にあるはずの善良な心は消え去り、邪悪な心の言うがままに右手がアクセルを煽ったのだ。

地面を蹴って猛然と加速した私は、先程の仕返しのようにバンのコーナーをかすめて前に出た。

バンが私を抜き返そうと加速を始めたところで、ようやく我に返ったものの、遠くなっていくバンのテールライトを睨みながら、私はヘルメットの中から侮蔑的な言葉を発していた。

私が発したその言葉は、本当ならば私自身に対しても向けられるべきものであった。

にもかかわらず、私は夜の高速を走りながら、自分は悪くなかったのだと思い込もうとし始めた。

「私は走行車線を安全マージンを確保しながら、流れにあわせてただ走っていただけだ。」

「先に仕掛けたのはあいつだ。」

「手前の渋滞では、別の車に2度も無理な割り込みをされた。」

そして帰宅する頃には、すっかり自分の行動を正当化させてしまったのである。

一方でこのことはブログの記事には書けない不都合な事実だと認識もしていたのだから始末が悪い。

そう、私は帰宅するまでこのことをブログに書くつもりは全くなかったのだ。

しかし今日記事にした。

実はこの話には続きがある。

あの日、それでも晴れない気持ちで家に戻り、ライジャケをしまおうとハンガーを取り出したた瞬間、ハンガーが大きな音をたて2つに割れた。

「この次はハンガーでは済まないぞ。」

確かに私にはそう聞こえた。
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万一また同じようなことを繰り返したなら、その時には私はバイクをおります。
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それを宣言したくて、今回この不都合な事実を記事にしました。

このブログを書いている人

コベ

Author:コベ
MT-09というバイクで、寒さ暑さに負けずに走り回っています

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