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すき焼きと珈琲とキャンプツーリング

キャンプイベント等でこれまで何度もお世話になっている伊太利亜人がいる。

今週末はキャンプイベントに参加したのだが、そこにもその伊人がいた。

伊人が駆るのはドイツ車と日本の旧車。どうも愛国心には欠けるようだ。

今回そんな彼がすき焼きを作ると聞きつけて、私は自作のタンドリーチキン一切れを無理やり彼に押し付け、代わりに牛肉をたらふくせしめた。

彼が作るすき焼きには、麩やもやしが入っている。

参加者の多くは表情をこわばらせていたが、彼曰く伊太利亜では麩やもやしはスタンダードな具材だそうだ。
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実は私の実家でもすき焼きに麩やもやしが入っているのだが、きっと母方の血筋をたどっていくと伊太利亜人につながっているのだろう。

そういえば、彼の訛りは私の訛りと似ている。肌の色だってそっくりだ。

伊達男の彼は、キャンプ場の朝に美味い珈琲を淹れることでその名を轟かせている。

今回は彼の珈琲を目当てに、マグカップを持参していたのだが、残念ながらご相伴にあずかることは出来なかった。

これに関しては彼に責任はない。

前回のキャンプでダラ撤(だらだらと撤収)を追求すると心に誓った私だったが、早撤の血には抗えず、彼が朝食の準備をする前に、キャンプ場を後にしてしまったからだ。
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早撤のおかげで私の行く手を遮るものは誰もいない。

初冬を思わせる冷たい空気の中、色づいた木々が作るトンネルを駆け抜けた早朝の峠越えは、間違いなく今回のツーリングのハイライトだった。

しかし峠越えのあと、伊人の珈琲に想いを馳せつつ喫茶店で飲んだコーヒーは酷く煮つまっており、早撤を背負ってしまった男の肩を震わせたのだった。
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今回伊人とご一緒したイベントは、Vトークラジオのパーソナリティ、クロガクさんが企画した糖質万歳キャンプ。

クロガクさんは今夏初めてご自身の愛車(V-Strom 650)で北海道に上陸を果たした。一週間を越える旅路に分刻みの行程を課したドMなツーリングの結果については、ぜひこちらで確かめてみてください。

そういえば前述の伊人よりも、クロガクさんの方がよっぽどイタリア人のような風貌なのだが、これは一体どういうことだろうか。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

ある女性ライダーが見た景色

先日の旅バイク祭りでは、待ち望んだツーリングシーズンの到来を感じたのにも関わらず、なんなのだ今日のこの暑さは。
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再びやってきた残暑は、空飛ぶ吸血鬼達にとってはちょうど良い塩梅なのだろう。

今朝の洗車で愛車の泥を落とした私の手足は、その間に奴らの襲撃を受け、酷い有様になってしまった。

広大な牧草地が会場であったにもかかわらず、一晩中そんな不届きな輩を全く見かけなかった旅バイク祭りが懐かしい。

私は赤く膨れ上がった個所にハッシュタグをつけながら、こんな時の為にと読まずにとっておいた一冊の小冊子を手にした。

それは旅バイク祭りの会場で手に入れたもので、女子バイクのパーソナリティであるようこさんが描いた四国お遍路ツーリングの紹介本だ。

お遍路に全く興味の無かった私だが、この本を読んで「バイクでなら」という気持ちがむくむくと湧いてきた。

さてこの本の裏表紙にはこんなイラストが描かれている。
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彼女が見ている景色を想像して時間が過ぎるのを忘れてしまった私が次に乗るフェリーは、もしかすると北海道行ではなく、四国行になるかもしれない。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

人生の岐路に立つキャンプイベント

私が早徹(※)を信条としていることは以前にも書いた。

(※)テントで一夜を過ごした翌朝、出来る限り早く撤収を済ませバイクで走り出すこと。

私が早徹をする最大の理由は、キャンプ場の周辺にバイクを走らせるのに気持ちの良い道が広がっているから。

スキーヤーが朝食もそこそこにロッジを飛び出し、まだシュプールの描かれていないバージンスノーを堪能するが如く、私はツーリングロードを走る今日最初のライダーになりたいのだ。

そんな私は今週末、バイク系インターネットラジオ(ポッドキャスト)としては日本最大のキャンプイベントである「旅バイク祭り」に参加していた。

今年は全国各地から300人弱ものリスナーが愛車を伴って、会場である山梨県のハートランド朝霧に集まった。

隣のテントの方に自己紹介すると「あーあのブログの」と言ってくださる方がいらしたりして、その時点で「この偉業はブログに書こう」と有頂天である。

旅バイク祭りとは、このブログが私の自慢話を披露する場に成り下がるほどの大きな喜びをくれる、そんな素晴らしいイベントなのだ。
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そしてそんな楽しい時を過ごした翌朝、まだシュラフから出てもいない頃から、道が私を呼ぶ声が聞こえてくる。

そう今回も早徹だ。

その後、誰もいない脇道で静かに佇むオジサンと知り合えた事は、やはり早徹のおかげだと断言できる。
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しかし、これまで早徹によって様々な恩恵を受けてきた私だったが、今回は事情が違っていた。

後から振り返ってみると、私がオジサンと心を通わせていた丁度その頃、イベント会場では予想外の出来事が起こっていたのだ。

なんと、わざわざ200人を越える参加者の中から、顔も知らない私に会うべくオレンジのMT-09を探したが、見つけることができず断念したというツィートが流れているではないか。

関西在住のその方は、昨夜遅くに現地入りして朝一番で私を探してくださっていたのだが、当の私は道が俺を呼んでいる等と粋がって、その頃には既に早徹をきめてしまっていたのだ。

愚かだ。

このイベントの主旨を少しでも顧みていれば、早徹など愚の骨頂であるという判断がついたはずだ。

愚かすぎる。

こんな私など、あのオジサンに農薬を盛られて死んでしまえばよかったのだ。

ということで早徹に憑りつかれたコベはもう死んだ。

いやそれだけでは不足だ。

そもそも誰かが来て下さるのを待っている姿勢からして性根が腐っている。

そうだ、新生コベとして参加する来年の旅バイク祭りでは、こちらから出向き挨拶してまわろう。

そして次回こそは早徹の誘惑を断ち切ることができるよう、今後のキャンプでダラ徹(ダラダラと撤収)の術を一から学んでいくのだ。
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実は会場で私を探して会いに来てくださった方は、他にもいらっしゃいました。本気で嬉しかったです。これからを生き続ける喜びとなりました。ありがとうございました。

そして、このように熱気あふれる素晴らしいイベントを開催してくださった旅バイクのratさん、女子バイクのようこさん、スタッフの皆さんありがとうございました。
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上のような早朝の風景は撮れなくなるかもしれませんが、私、ダラ徹王を目指して精進します。にほんブログ村 バイクブログ ツーリング(バイク)へ

生き残りを懸けた富士山キャンプツーリング

屈強な体躯と高い知能をもったネアンデルタール人が滅んだのは何故か。

それは、コミュニティを作る能力が、ヒトに比べて劣っていたからだ。

めまぐるしく変化する自然環境に順応し生き残っていくためには、大きなコミュニティの中で知識を蓄積していく必要があったのだが、彼らが作るそれは家族単位の小さなものだったのだ。

私もソロキャンプばかりを繰り返していては、いつかネアンデルタール人と同じ運命を辿ることになってしまう。

ということで、生き残りの知恵を磨くため、先週末に続いて今週末もキャンプイベントに参加した。
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キャンプ場では、そんな知識の習得に勤しんだのだが、酔いのせいかよく覚えていない。

たしか、茨城県の大洗という町では、砲身を積載していないバイクはキャンプ場に入れてもらえないとか、メダカを育てればバイク購入資金を稼げるとか、フェスでキャンプをしない奴はキャンパーに非ずとか、そんなことを吹き込まれたはずだ。

とにかく記憶が定かではないのだが、「フェス」のくだりさえ押さえておけば、今後もキャンパーとしてやっていけそうな気がする。

いや、正しくはキャンパーとして「やれそうな」気がするだったか。

そんなおぼろげな記憶を紐解きつつ、この夏はソロキャンパーとしてフェスに乗り込みたいと思っている。。
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さて、こんな怪しげなブログの情報に惑わされるのには、もううんざりだという方も多いでしょう。

そんな時は、今回のイベントの主催者であるクロガクさんがパーソナリティをつとめる「Vトークラヂオ」を聴いてみては如何でしょうか。

ツーリングと鉄道について、正確無比な情報提供を信条とするクロガク兄貴が、きっとあなたの探究心を満たしてくれることでしょう。
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尚、冒頭のネアンデルタール人ですが、絶滅の理由には諸説あるので、他の人に吹聴しないように。
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求道ライダーの振る舞い

週末を過ごしたキャンプ場で、このブログの読者だという方から「今回はどんなネタを書くんですか?」と話しかけられた。

このブログを評して「ネタ」とは何事か。

どうもBモードの達人の文学的価値を理解しておられないようだ。

さて、この週末は、これまで何度かご紹介したバイク系インターネットラジオ「ブーバイク」のキャンプイベント(通称:ブー富士)に参加した。
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ほぼ毎年開催されてきたこのイベントへの参加を重ねる中で、私は「早撤」の地位を築いてきた。

「早徹」とはテントで一夜を過ごした翌朝、誰よりも早く撤収を終え、いの一番でキャンプ場を立ち去る者だけに与えられる称号だ。

早徹なるもの、目覚ましの類を使うのは邪道。そして出発を急ぐからといって、朝食を抜く等は論外だ。

鳥のさえずりで目を覚まし、しっかりと朝食をとった後はお茶をたしなむ。そして身体をほぐしがてらキャンプ道具をバイクに積み込み、仲間が寝ぼけ眼でテントから顔を出すタイミングを見計らって、ボンとエンジンンに火を入れるというのが、早徹の神髄である。
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ところが今回、そんな早徹道を極めてきた私の座を脅かす輩が現れた。

残念なことに、私がテントをたたみ始めた頃、彼は既にすべてを終え、ヘルメットとグローブを身に着けていたのだ。

早徹の座も遂にここまでか。

そんな私の思いを神が聞き入れたのか、彼のバイクのセルが回らない。どうやらバッテリー切れのようだ。

思わぬところで起死回生のチャンスが転がり込んできた。

しかし旧車を操る彼に抜かりはなかった。シートにくくりつけられたバッグに手を伸ばすや、ブースターケーブルを取り出したのだ。

本来なら絶体絶命だったはずの事態を、彼は数分のロスだけで乗り切った。

不本意ながら、遂に笑顔で彼を見送る立場に回ることになってしまったのだが、荒れたフィールドが私に味方して、彼が立ちごけすることに最後の望みをかけた。

しかし愛車にまたがった彼は、ヘルメットを上下に揺らしながら、小さくなっていった。
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以上が朝もやの中で起こった王座からの転落劇だったのだが、我こそは早徹なりという読者がいらっしゃったら、ブーバイクを聴いたうえで、ブーイベントに参加して欲しい。

今やバイク系インターネットラジオ最大のオカルト派閥になったブーバイクが、きっとあなたを優しく迎え入れるだろう。

そして王座奪還を虎視眈々と狙うこの私と、早徹の雌雄を決しようではないか。
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今回のネタは如何でしたでしょうか。ネタがイマイチな時ほど写真が多くなるなどという感想は、どうかあなたの心の中だけに留めておいていただきたい。
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このブログを書いている人

コベ

Author:コベ
MT-09というバイクで、寒さ暑さに負けずに走り回っています

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