2018/10/08
僕の大好きな管理人さん@伊那のキャンプ場
3連休の初日、私は人里離れたキャンプ場の山小屋の中にいた。
その日の朝、キャンプ場に電話を入れた私に対して、管理人さんは「昼過ぎには来てほしい」と言うではないか。
まだまだ走り足りないが、今回はソロキャンではないので、今さらキャンプ場を変更する事は出来ない。
不慣れな山道と濃霧のせいでノロノロと標高を上げることになったものの、なんとか昼過ぎに1番乗りで到着した私は、テントを張る暇すら与えられず、山小屋の中で管理人さんと初対面することとなった。
古びたパイプ椅子を指さし「そこに座りなさい」と管理人さんに言われた瞬間に感じた予感は、この後すぐに的中することになる。
お見かけしたところ70歳ぐらいだろうか、管理人さんの独演会が始まって30分ほど経過したところで、ようやく理解できたことが2つ。
1つめは、私が到着を急がされた理由。
それは管理人さんが「昼過ぎには山を下りて、その日は帰ってこられない」からで、私を無報酬の管理人代理に仕立て上げたかったから。
2つめは、このキャンプ場の経営方針。
「1泊千円払って土の上に寝るような客に偉そうにされるぐらいなら、そんな客には来てもらわんでいい」という管理人さんの言葉が全てを物語っている。
物凄い勢いでしゃべり終えた管理人さんは、軽トラのエンジン音を響かせながら山を下って行ってしまった。
日が傾く頃になってやってきた仲間達に先ほどの話をきかせてやると、皆が皆、目を輝かせている。その時、きっと私も同じ目をしていたに違いない。
彼等の気持ちは聞かずともわかる。「大海の中でダイヤをみつけた」ということだ。
3連休の初日だというのにキャンプ場に陣取っているのは我々だけ。
そう、このキャンプ場は我々にとって光り輝くダイヤ。そしてこのキャンプ場はあの管理人さんあってこそなのだ。
日が落ちて間もなく雨が降り出し、タープを吹き飛ばすような強い風も吹き始めたが、そんなものはダイヤをみつけた我々にとっては、今宵の宴を盛り上げる舞台装置のようなものだった。
1泊千円払って土の上に喜んで寝る人達をこの地に引き寄せたのは、インターネットラジオの「ブーバイク」
「ブーバイク」では、無料で愉快な人の愉快なバイク話やキャンプ話を聴くことができるよ。スマホやPCにダウンロードして、好きな時に好きなだけ聴くことも出来るんだ。
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コメント
思い出のグリーングラス
2018/10/09 00:41 by コY URL 編集
Re: 思い出のグリーングラス
今回のキャンプも大変お世話になりありがとうございました。なんといってもあのキャンプ場を探し当てたコYさんが最大の功労者ですね。私も管理人代理として、皆さんが再訪される際には、ぜひお供させていただきたいと考えております。こちらの方こそ今後ともよろしくお願いします!
> コベさんこんばんは。旅から帰り黒霧島を飲みながら旅の余韻に浸っています。今回のキャンプはいろんな意味で私の記憶に残るキャンプでした。あの夜を共にできた皆さんは最高です。また必ず行きますが、コベさんは管理人代理決定です。皆の総意だと思いますので次行く時も必ず一緒ですよ~🎵お願いします❗
2018/10/09 22:00 by ももとち URL 編集